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H26年短答試験問33

 著作権及び著作者人格権の帰属に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。

枝1

 甲が行った講演Aについて、その録音に基づき、逐語的にそのまま文書化した乙は、その文書について著作権及び著作者人格権を有する。

 解答
 × H25著作権テキスト7頁参照。他人の作品の「模倣品」(創作が加わっていないもの)は、著作物から除かれるので、著作権及び著作者人格権は生じない。

枝2

 甲が作曲した楽曲Aを、乙が編曲した場合、その編曲に関する著作権及び著作者人格権は甲が有し、乙は何ら権利を有しない。

 解答
 × H25著作権テキスト9頁参照。既存の楽曲を「編曲」したものは二次的著作物となるので、乙は著作権及び著作者人格権を有する。

枝3

 甲社の従業員乙が、上司の指示を受けて甲社の営業秘密に関する文書Aを作成した。Aに甲社の名称も乙の氏名も付されていない場合、Aの著作権及び著作者人格権は、乙が有する。

 解答
 × H25著作権テキスト11頁参照。営業秘密に関する文書であっても著作物になりうるので、もっとも適切とまでは言えない・・・?

枝4

 甲社は、乙社からの依頼を受けて、乙社の商品のテレビコマーシャルAを製作することになり、社外の監督丙に撮影を依頼した。Aが、丙の判断と指示に基づき撮影され、完成された場合でも、Aの著作権及び著作者人格権は、甲社が有する。

 解答
 × H25著作権テキスト11頁参照。「映画の著作物」は、「監督」など映画の著作物の「全体的形成に創作的に寄与した者」が著作者となるので、甲社は著作権及び著作者人格権を有しない。

枝5

 甲が描いた漫画の主人公のイラストを利用して、乙がアニメーションAを作成した。Aについて、乙は著作権及び著作者人格権を有し、甲は乙と同一の種類の著作権を有する。

 解答
 ○ H25著作権テキスト9頁参照。一つの著作物を「原作」とし、新たな創作性を加えて創られたものは二次的著作物として保護されるので、甲は乙と同一の種類の著作権を有する。






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