弁理士試験の参考書・基本書

最重要(試験勉強を始める前にまず入手して下さい。)

条文集
 いわずもがなです。発明協会の工業所有権法文集を毎年購入しても良いですが、(四法対照法文集)を毎年購入した方が良いです。但し、私は四法を対照させた短答用レジュメを使用していたので、条文集は買っていません。

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説
通称「青本 」といい、絶対に必要な本です。但し、一部法改正等には対応していませんので、注意が必要です。また、青本を、特許法、実用新案法、意匠法、商標法の4つに分割して、製本テープ等で分冊すると持ち歩きに便利です。なお、改正に対応させた勉強方法は、短答試験の勉強法のページで解説します。
 ※無料のPDFデータを特許庁が公開しています。(工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第19版〕

意匠法及び商標法の審査基準
 短答試験及び論文試験の勉強に絶対に必要な資料です。特許庁HPの「基準・便覧・ガイドライン」から無料で入手できますので、必ずダウンロードしてください(意匠審査基準商標審査基準)。なお、審査基準は頻繁に改正されますので定期的に改正の有無をチェックして下さい。

改正本
 少なくとも平成11年以降の改正本(産業財産権法の解説)を入手して下さい。高い本ではないので発明協会の産業財産権法の解説を購入した方が良いですが、特許庁HPの「過去の法律改正の概要・解説」から無料で入手できますので(ダウンロードはこちらから)、これをプリントアウトして使用しても良いです。なお、改正本は毎年度出版されるものではなく、例えば平成19年度改正本はありませんので、ご注意ください。

論文試験用の基本レジュメ
 論文試験対策は、この基本レジュメの暗記から始まります。早稲田セミナー、LEC東京リーガルマインド、代々木塾のいずれかのレジュメを入手して下さい。ちなみに、私は早稲田セミナーの「論文マニュアル」を使用しました。なお、LECは「論文アドヴァンステキスト」(詳細はコチラ→特実意匠商標)、代々木は「論文サブノート」です。


  オリジナルレジュメ




参考
 LECオンラインショップ書籍ページには、「立ち読み機能」が付いているようです。また、オンラインショップなら通常価格の10%OFFで購入でき、書籍を3,000円以上、もしくは書籍セットを購入すれば送料無料だそうです。
 ※ 以下リンク先のページ下部「関連カテゴリ」の「弁理士の書籍・問題集」をクリックして、一覧中の書籍名をクリックした先の商品詳細ページに、「立ち読み」のアイコンがあります。



重要(可能であれば入手して下さい。)

弁理士試験代々木塾式・判例セレクト知的財産法 2
 短答、論文、口述のいずれの試験においても、判例について問われます。その判例について勉強するために必要な本です。あると非常に便利ですが、判例自体を判例検索システムで検索することもできます。但し、どの判例が重要なのかの判断が難しいので、この本の購入をお勧めします。なお、2005年以降の判例は反映されていない点に注意が必要です。

短答試験の過去問
 短答試験の勉強において一度は過去問を一冊解いて下さい。多肢選択式の試験に慣れるためにも重要です。なお、私は、早稲田セミナーの「体系別択一過去問対策」を使用しました(下記リンクの弁理士体系別短答式過去問集とは別のものです)。いろいろな会社から出版されており、自分に合ったものを購入すれば良いのですが、法学書院のものは誤りが多いのでお勧めしません。LECの弁理士試験 体系別短答過去問集シリーズがお勧めという話もあります。

不正競争防止法の概要
無料の資料ですので、短答試験前に最低限これくらいは読んでおきましょう。
不正競争防止法の概要(経済産業省HP)

著作権テキスト
無料の資料ですので、短答試験前に最低限これくらいは読んでおきましょう。
著作権テキスト(文化庁HP)

藍ちゃんの著作権50講
見た目は萌え系ですが、内容は本格的で必要な基礎知識が網羅されています。また、4コマ漫画が適度に挿入されているため、とてもテンポよく読むことができますので、初学者向けの参考書としておススメです。息抜きがてらに、ぜひ読んでみて下さい。


口述再現問題集
 口述試験の勉強において一度は過去問を一冊解いて下さい(但し、マドリッド協定を除いて条約は不要です)。口述試験に慣れるためにも重要です。なお、いろいろな出版社から出版されていますが、私は、早稲田セミナーの「口述再現問題集」を使用しました。LECの場合は、口述アドヴァンステキストになります。


必要(古本で安ければ買う程度か?)

特許法概説(第13版)
 通称「吉藤」です。青本、過去問、条文等と並び、重要とされる基本書ですが、読まなくとも合格できます。不明な点を調べるのには便利ですが、近時改正に対応していないという問題があります。なお、この本を読んでいないと言うと、古株の受験生やベテラン弁理士からは、悪い意味で驚かれることがあります。但し、この本は入手困難であり、2〜3万のプレミアが付いています。個人的には、そこまでして買う価値はないと思います。

斉藤瞭二著 意匠法概説(補訂版)
 通称「斉藤意匠」です。意匠法の基本書とされていますが、読まなくとも合格できます。しかし、不明な点を調べるのには便利です。ちなみに、私は読んだことがありません。

網野誠著 商標
 通称「網野商標」です。意匠法の基本書とされていますが、読まなくとも合格できます。しかし、不明な点を調べるのには便利です。ちなみに、私は読んだことがありません。

後藤晴男著 パリ条約講話
 パリ条約の基本書とされていますが、読まなくとも合格できます。しかし、不明な点を調べるのには便利です。ちなみに、私は読んだことがありません。



オリジナルレジュメ

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