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 なお、解説中「○○解説参照」とあるのは、弊サイトのオリジナルレジュメの解説文のことです。

H22年短答試験問45

 〔45〕意匠権の抵触又は登録意匠の利用に関し、次のうち、正しいものは、どれ か。

枝1

 1 登録意匠が当該意匠登録出願の日前に生じた他人の著作権と抵触する場合で あっても、その著作権が登録されていない限り、当該意匠権者は、業としてその登録意匠の実施をすることができる。

 解答
 × 意26条1項に記載の通り。著作権の登録は要件とされておらず、意匠登録出願の日前に生じた他人の未登録の著作権と抵触するときは、業としてその登録意匠の実施をすることができない。

枝2

 2 意匠権者は、当該意匠登録出願の日前の出願に係る他人の登録意匠を利用するものでない旨を請求の趣旨とする判定を、特許庁に求めることができる場合がある。

 解答
 × 意25条1項に記載の通り。判定を求めることができるのは、登録意匠及びこれに類似する意匠の範囲についてであり、利用するものでない旨を請求の趣旨とする判定は求めることができない。

枝3

 3 甲の登録意匠イが、当該意匠登録出願の日前の出願に係る乙の登録意匠ロを利用するものであるとき、甲は、乙の許諾を得ないで登録意匠イの実施をすることができる場合がある。

 解答
 〇 意26条1項に記載の通り。枝3枝4共に、間違い探しかと・・・?業としてその登録意匠の実施をすることができないのであり、業としてでなければ実施できる。

枝4

 4 意匠権者甲は、当該登録意匠に類似する意匠に係る部分が当該意匠登録出願の日前の出願に係る乙の意匠権と抵触する場合、乙の許諾を得なければ、自己の登録意匠を業として実施をすることができない。

 解答
   × 意26条2項に記載の通り。登録意匠に類似する意匠を実施できないのであり、登録意匠を実施できないわけではない。

枝5

 5 登録意匠イの通常実施権者は、登録意匠イが当該意匠登録出願の日前の出願に係る他人の登録意匠ロを利用するものである場合、登録意匠イを実施するための通常実施権の許諾について登録意匠ロの意匠権者が協議に応じないとき、特許庁長官の裁定を請求することができる。

 解答
 × 意33条1,3項に記載の通り。裁定を請求できるのは意匠権者又は専用実施権者であり、通常実施権者は規定されていない。


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