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 なお、解説中「○○解説参照」とあるのは、弊サイトのオリジナルレジュメの解説文のことです。

H22年短答試験問34

 〔34〕映画の著作物に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。

枝1

 1 映画のために作曲された映画音楽の著作権は、当該映画の著作物の著作権存続期間の満了と同時に、消滅する。

 解答
 × 著作権テキスト9頁参照。映画の著作物とは、劇場用映画,アニメ,ビデオ,ゲームソフトの映像部分などの「録画されている動く影像」であり、映画音楽とは区別される。

枝2

 2 映画の著作物の著作権は、原則として、当該映画の創作後、70年を経過するまでの間存続する。

 解答
 × 著作権テキスト4頁参照。映画の著作物については公表後70年である。

枝3

 3 映画のための脚本を執筆した脚本家は、当該映画の著作物の著作者である。

 解答
 × 著作権テキスト12頁参照。「映画の著作物」については,「プロデューサー」,「監督」,「撮影監督」,「美術監督」など,映画の著作物の「全体的形成に創作的に寄与した者」が著作者となる。

枝4

 4 小説を原作とした映画の著作物を映画館で上映するには、原作とされた小説の著作権者の許諾が必要である。

 解答
 〇 著作権テキスト18-19頁参照。原作の映画化によって創作された著作物は、「二次的著作物」となる。これを利用する場合、原作者の了解も得なければならない。

枝5

 5 映画会社は、社外の監督を起用して製作した映画の著作物の無断改変に対して、同一性保持権の侵害を主張できる。

 解答
 × 著作権テキスト13頁参照。映画会社が,外部の監督等に依頼して「映画の著作物」を創った場合,映画の著作物については,監督等が「著作者人格権」を持つことになるので、同一性保持権の侵害を主張できない。


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