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 以下の内容はあくまで管理人の解釈であり、受験機関などの解答は参考にしておりません。また、その正確性を保証するものではありません。もし、間違いに気付かれた方は、独学の弁理士講座掲示板、又は、メールにてご連絡下さい。

H20年短答試験問9

 商標登録出願に係る商標に関し、次のうち、正しいものは、どれか。
 ただし、マドリッド協定の議定書に基づく特例は考慮しないものとする。


枝1

 1 他人の登録防護標章と、色彩のみが異なる標章は、商標登録されることはない。

 解答
 × 商4条1項12号及び商70条2項参照。色彩のみが異なる標章は、商4条1項12号の「登録防護標章」に含まれるが、その防護標章登録に係る指定商品又は指定役務について使用をするものでなければ商標登録され得る。

枝2

 2 「ジュネーブ十字」の名称からなる商標は、商標登録されることはない。

 解答
 ○ 商4条1項4号解説又は審査基準参照。「ジュネーブ十字」の名称は、「赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律第1条の名称」に該当するので、商標登録されることはない。

枝3

 3 市町村を表示する標章と同一又は類似の商標は、商標登録されることはない。

 解答
 × 商4条1項6号解説又商4条2項参照。地方公共団体を表示する標章であっても、当該団体自体が出願した場合は除かれるので(商4条2項)、商標登録されることがある。

枝4

 4 地方公共団体が開設する品評会の賞を受けた者からその営業を承継した者により出願された、その賞と同一の標章を一部に含む商標は、商標登録されることはない。

 解答
 × 商4条1項9号の解説参照。「賞を受けた者」には、その者の営業の承継人を含むので、商標登録され得る。

枝5

 5 国際連合その他の国際機関を表示する標章と同一又は類似の商標は、商標登録されることはない。

 解答
 × 商4条1項3号参照。国際連合その他の国際機関を表示する標章であっても、経済産業大臣が指定するものでなければ、商標登録され得る 。


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