以下の内容はあくまで管理人の解釈であり、受験機関などの解答は参考にしておりません。また、その正確性を保証するものではありません。もし、間違いに気付かれた方は、独学の弁理士講座掲示板、又は、メールにてご連絡下さい。
また、解説中「○○条解説参照」などとあるのは、本サイトで提供している
オリジナルレジュメの該当箇所を参照するという意味です。
H26年短答試験問42
著作隣接権に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。
枝1
高原の風景と鳥のさえずりを録画したDVDの製作者は、レコード製作者として著作隣接権を有する。
解答
× 著作2条1項5号参照。レコードには、音を専ら影像とともに再生することを目的とするものが除かれているので、レコード製作者にはならない・・・というよりも映画製作者になる?
枝2
放送局は、市販されているCDを音源として用いて楽曲を放送する場合、そのCDのレコード製作者の許諾を得る必要がある。
解答
× H25著作権テキスト36頁参照。レコード製作者の権利には、報酬請求権があるだけであり許諾権はない。
枝3
俳優は、自己の演技が録画されている映画のDVDがレンタル店で貸与される場合、そのDVDが最初に販売された日から起算して1月以上12月を超えない範囲内において政令で定める期間を経過するまで、貸与権を有する。
解答
× H25著作権テキスト36頁参照。実演家人格権には貸与権があるが、レコードに録音された実演に限定されている。
枝4
歌手は、自己の歌唱が録音されているCDが発売される場合、そのCDに自己の氏名を表示する権利を有する。
解答
○ H25著作権テキスト30頁参照。実演家人格権には氏名表示権がある。。
枝5
放送番組を無断で改変し放送事業者の名誉や声望を害する行為は、その放送事業者の同一性保持権を侵害する。
解答
× H25著作権テキスト38頁参照。放送事業者の権利には同一性保持権がない。
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