以下の内容はあくまで管理人の解釈であり、受験機関などの解答は参考にしておりません。また、その正確性を保証するものではありません。もし、間違いに気付かれた方は、独学の弁理士講座掲示板、又は、メールにてご連絡下さい。
H21年短答試験問29
次の@〜Dまでの空欄に後記の語句群から適切な語句を選んで入れると、
不正競争防止法の営業秘密についてのまとまった文章となる。@〜Dまでの空欄に入れるべき語句の組み合わせとして、次のうち、適切でないものは、どれか。
「不正競争防止法の営業秘密として、保護される営業秘密となるためには、秘密管理性、有用性、非公知性が必要であり、 @情報は保護を受けられない。
営業秘密を保有する事業者からその営業秘密を示された者が、 A目的で、営業秘密を Bする行為は不正競争となる。営業秘密の不正な開示についてCで、営業秘密を Dする行為も、不正競争となる。」
枝1
@正当でない事業活動によって得られたA図利加害B使用又は開示C過失によって知らないD取得して使用
解答
○ 不競2条1項7号,8号及び「不正競争防止法の概要(平成20年度版)」の20頁参照。、C「過失によって知らない」は、不競2条1項7号の規定によれば、「重大な過失により知らない」である。
枝2
@違法行為に関するA不正競争のB開示C悪意D取得して使用
解答
× 不競2条1項7号,8号及び「不正競争防止法の概要(平成20年度版)」の20頁参照。反社会的な活動についての情報は法が保護すべき正当な事業活動ではないため、有用性があるとはいえない。そのため、違法行為に関する情報は保護を受けられない。
枝3
@粉飾決算に関するA当該事業者に損害を加えるB開示C重過失によって知らないD取得して使用
解答
× 不競2条1項7号,8号及び「不正競争防止法の概要(平成20年度版)」の20頁参照。反社会的な活動についての情報は法が保護すべき正当な事業活動ではないため、有用性があるとはいえない。そのため、粉飾決算に関する情報は保護を受けられない。
枝4
@製品の欠陥に関するA不正の利益を得るB使用C悪意D取得
解答
× 不競2条1項7号,8号及び「不正競争防止法の概要(平成20年度版)」の20頁参照。反社会的な活動についての情報は法が保護すべき正当な事業活動ではないため、有用性があるとはいえない。そのため、製品の欠陥に関する情報は保護を受けられない。
枝5
@違法行為に関するA不正の利益を得るB使用又は開示C悪意D取得して使用
解答
× 不競2条1項7号,8号及び「不正競争防止法の概要(平成20年度版)」の20頁参照。反社会的な活動についての情報は法が保護すべき正当な事業活動ではないため、有用性があるとはいえない。そのため、違法行為に関する情報は保護を受けられない。
解説
当初枝1が正解だと勘違いしていました。その後、掲示板にてご指摘を受けて修正いたしました。
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