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H20年短答試験問39

 意匠法第4条(意匠の新規性の喪失の例外)に関し、次の(イ)〜 (ニ)のうち、正しいものは、いくつあるか。
 ただし、意匠登録出願は、いかなる優先権の主張も伴わず、分割又は変更に係るものでも、補正後の新出願でもないものとする。


枝1

 (イ)甲は、自ら創作した意匠イを刊行物に記載して公表し、その1月後にイについて意匠法第4条第2項の規定の適用を受けるための適法な手続をして意匠登録出願Aをした。このとき、甲が、イの公表後であってAの出願前に、イに類似する自ら創作した意匠ロを刊行物に記載して公表していたときは、甲は、ロについて同項の規定の適用を受けるための手続をしていなくても、イについて意匠登録を受けることができる場合がある。

 解答
 × 意4条1項解説参照。相互に類似する公開意匠イ及びロについて、公開意匠イと同一の意匠を例外適用を受ける手続きと共に出願し、証明する書面には公開意匠イしか記載しなかった場合は、意匠イの出願について例外適用を受けられるのは公開意匠イのみである。よって、公開意匠ロによって意3条1項3号の規定により拒絶される。

枝2

 (ロ)甲は、自ら創作した意匠イを刊行物に記載して公表し、その1月後にイについて意匠法第4条第2項の規定の適用を受けるための適法な手続をして意匠登録出願Aをし、Aと同日にイと類似する自ら創作した意匠ロについて意匠登録出願Bをした。このとき、甲は、イについて同項の規定の適用を受けるための手続をしていなくても、ロについて意匠登録を受けることができる場合がある。

 解答
 × 意4条1項解説参照。公開意匠イについて例外適用を受ける旨の書面を提出した意匠イと類似する意匠ロは、例外適用を受けるための手続きがされていなければ公開意匠イと類似するとして拒絶となる。よって、ロについて意匠登録を受けることはできない。

枝3

 (ハ)甲は、自ら創作した意匠イを刊行物に記載して公表した後、イについて意匠法第4条第2項の規定の適用を受けるための適法な手続をして意匠登録出願Aをした。このとき、甲は、乙がイの公表後であってAの出願前にイを刊行物に発表していても、イについて意匠登録を受けることができる場合はない。

 解答
 × 意4条1項参照。乙による発表が甲の意に反するものであれば、新規性の喪失の例外の適用を受けて、イについて意匠登録を受け得る。

枝4

 (ニ)甲は、自ら創作した意匠イについて、第三者が甲の意に反してインターネットで公衆に利用可能となった日から5月後に意匠登録出願をした。その出願の日の3月前に、イと類似する乙が自ら創作した意匠ロが刊行物に記載して公表されていたときは、甲は、イについて意匠登録を受けることができない。

 解答
 ○ 新規性の喪失の例外の適用を受けた場合であっても、出願日が遡及するわけではない。よって、通常通り、公知意匠ロによって意匠登録を受けることができない。


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